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Yuriko Zakouji Blog
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2012年10月26日 (金)
昭和のモダニズム漂う阪急のシンボル的空間
昨日10月25日(水)阪急百貨店うめだ本店の二期棟が先行オープンしました。
私が阪急百貨店を退職したのは2002年の春ですが、それよりも以前から建て替え計画の発表がされていました。 その当時は随分先の話のようにも感じていましたが、あれから10年の年月が経ち、来月11月21日(水)いよいよグランドオープンの日を迎えます。
旧阪急うめだコンコース東側にあったモザイク壁画「龍・天馬」
在職中の友人知人からも工事中の苦労話など聞いていましたが、工事期間中の7年間は何かと大変だったと思います。 2005年の秋から始まった建て替え工事ですが、建物を半分ずつクローズし、営業を続けながらの工事。 高島屋さん等のように、1千億円級の店舗を多く持っている百貨店なら建て替えのリスクを分散できますが、阪急百貨店は梅田の本店1店舗でダントツの売り上げを稼ぎ、支店をフォローしていたお店です。 阪神・淡路大震災で受けた建物の影響もありましたが、圧倒的な主力店をよく建て替えたなあと、改めて思います。
旧阪急うめだコンコース西側にあったモザイク壁画「獅子・鳳凰」
私たちお客様立場としては、工事に伴ってのコンコースクローズにより動線が大きく変わり、いつも通っている通路が通れず迂回案内図を見ながら大回りしないといけないことへの不便さ等がありましたが、これも二期棟先行オープンに伴い解消。 阪急百貨店前の南北コンコースの幅は変わっていませんが、以前中央にあった柱17本が取り除かれ、すっきりした印象で広く感じます。 阪急百貨店うめだ本店前旧コンコースと言えば、故・松田優作さんの映画「ブラック・レイン」が印象的ですが、ドーム型の天井に唐草模様のレリーフとシャンデリア。そして、コンコース南側の東西端に配置されていたガラスモザイク壁画。
旧阪急うめだコンコースの南端部分
コンコース西側から臨んだ景観(伊東忠太氏デザインによるモザイク壁画はこの東西部分にありました) 私が生まれるはるか昔の昭和4年からここにあり、ここが阪急電車のコンコースであったという歴史を思い出させ、そして昭和のモダニズムが漂う阪急のシンボル的空間であったコンコースが建て替えに伴い撤去されると聞いた時にはとても寂しく思いましたが、工事のため取り外して保存されていたこれらモザイク壁画をはじめ、旧阪急うめだコンコースの意匠であるアーチ型天井の建築・デザイン様式の空間が、今回新しくオープンした大型レストラン、グランドカフェ&レストラン「シャンデリア テーブル」に修復移設され、そして再現されました。
グランドカフェ&レストラン「Chandelier Table」
アーティスティックな家具やアートなども配置され、懐かしさと新しさを感じられる空間に仕上げられています。 慌ただしく通りすぎる中で距離があるなか眺めていたコンコースの景観を、ゆっくり食事などを楽しみながら以前より身近で感じることができることになり、阪急百貨店に行く楽しみが又一つ増えました。 ■グランドカフェ&レストラン 「Chandelier Table(シャンデリア テーブル)」 ・場所 :阪急うめだ本店13階 ・営業時間:11時〜23時(日曜のみ22時まで) ランチタイム=11時〜15時 ディナータイム=17時〜23時 (15時〜17時はカフェ&一部食事メニューあり) ・席数 :350席 ・補足情報:シャンデリアの色が21時頃からピンク色に変わるそう ■阪急百貨店うめだ本店前旧コンコース 阪急うめだ本店前のコンコースは南北コンコースと東西コンコースからなり、特に南北コンコースは、阪急電鉄の開業時から梅田駅を現在の場所に移設するまでの期間、駅のホームおよび改札として使われていたところ。駅を現在の場所に移設した後は、百貨店の入口に面した阪急梅田のメインストリートとして、通 勤や通学、お買い物のお客様に親しまれてきた存在。 アーチ型天井の設計は、京都・平安神宮や東京・築地本願寺を設計したことでも知られる、建築家の伊東忠太氏(1867 <慶應3> 年〜1954 <昭和29> 年)によるもので、東西に配置されたガラスモザイク壁画の図案も同氏の考案によるもの。 ガラスモザイク壁画は、中国の四神思想に基づいたという空想の動物「龍」「天馬」「獅子」「鳳凰」をメインモチーフとして、「太陽に住むヤタガラス」「月に住む白兎」などがあしらわれた独創的な図案となっている。 < 移設・再現されたアーチ型天井の建築・デザイン様式 > ・ ガラスモザイク壁画の修復・移設 「四神」(龍、天馬、獅子、鳳凰) 「太陽に住むヤタガラス」 「月に住む白兎」 ・ シャンデリアの移設 (4基) ・ 唐草模様レリーフの型取り複製 < 補足 > 天井の唐草模様のレリーフやモザイク壁画の外枠部分は、型取りを行い複製を作成。 シャンデリアは吊り金物のサイズ調整のみ行いそのまま再利用。 大広間空間に東洋風のアクセントを醸し出していた鳩除けの金物や釘隠しの金物なども当時のものを利用。 ☆・・・ 「阪急百貨店うめだ本店グランドオープン」関連ブログ ●阪急百貨店うめだ本店コンコース側ショーウインドー http://www.eclat-office.com/DIARY/diary/diary ...... ●阪急百貨店うめだ本店前コンコース http://www.eclat-office.com/DIARY/diary/diary ......
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