昨日のブログで、欧州で人気の雑貨チェーン店「TIGER（タイガー）」の日本１号店が大阪に出店予定と紹介しましたが、関西在住の私としては、日本１号店が大阪ということで、この「タイガー」にとっても興味が惹かれます。

海外の大手チェーン店が日本進出で第一号店として大阪を選んだケースはほとんどありません。
昭和４６年、東京銀座に日本１号店を開店した「マクドナルド」は有名ですが、平成８年の「スターバックス」も東京・銀座、フランスの高級ブランド「ルイヴィトン」「カルティエ」も銀座、「エルメス」は丸の内、ベルギーのチョコレート専門店「ゴディバ」は日本橋です。
タイガーと同じ北欧ブランドはどうかというと、スウェーデンの衣料品チェーン「Ｈ＆Ｍ」は銀座に、同くスウェーデン発祥の家具チェーン「ＩＫＥＡ」は、郊外型店舗形態をとることから、１号店は平成１８年に千葉県船橋市にオープンしています。

今回の「タイガー」は、「今後の日本展開は、まず大阪で３店舗の成功をおさめること」と語っていますが、すでにタイガーに対する日本での引き合いも多く、「日本市場では１００店舗単位での展開も期待できる」としており、大阪の後には、東京をはじめ日本全国に展開していくことが想像できます。

人口５００万人のデンマークでは、すでに６０店舗を展開するタイガー。東京より規模は小さいですが、大阪も人口２６７万人と、世界的にみても大都市です。大阪での成功が、タイガーの日本展開のカギになるとともに、今後海外ブランドが戦略的に大阪に進出することになるのか、といった点でも注目が集まっています。

「タイガー」は、大阪進出に際し、日本貿易振興機構（ジェトロ）や大阪商工会議所のサポートを受けながら出店準備を進めていますが、デンマーク ゼブラ社のレナート・ライボシツCEOは、「サポートがあってのこと。東京には企業が多く、われわれ一企業に対しここまでのサポートが受けられたかわからない」とも話しています。
こういった厚くて熱いバックアップも、今後海外ブランドが大阪から進出する際の魅力になりますね！


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